台湾で温泉に入ろう!日本と同じ火山国である台湾には、約170以上の温泉地があるといわれています。
多くの温泉地は郊外の山林など、都市部から離れた場所にあるため、都会の喧騒を避けてゆっくりと温泉旅行を楽しむという場合も多いですが、実は台北から日帰りできる温泉地もたくさんあります。
この記事では、台北から日帰り可能な台湾の温泉地を紹介します。日本とは少し違う台湾の温泉文化を、ぜひ楽しんでみてください。
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目次:
Toggle台北近郊の温泉地|北投
南豊天玥泉会館
台北市内からMRTで約30分で行ける日帰り温泉地が北投温泉です。
そんな北投エリアにあるホテル、南豊天玥泉会館の大浴場は、日帰り利用が可能です。
清潔感のある大浴場は日本同様、裸で入れる温泉施設で、旅の疲れを癒すのにぴったり。泉質は白磺泉と呼ばれる淡い乳白色のお湯で、肌に優しい弱酸性だそうです。
広々としたお風呂でリラックスした時間を過ごしてください。
南豊天玥泉会館(日帰り温泉利用) 住所:台北市北投區中山路3號(📍GoogleMap) 電話:02-2898-8661 営業時間:9:00~22:00 休業日:無休 利用料:月~金曜日 700元 土、日曜日 800元 アクセス:MRT「新北投」駅から徒歩3分 👉ホームページはこちら
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台北近郊の温泉地|陽明山
国際大旅館
国際大旅館は、1952年創業の陽明山で長い歴史を持つ老舗旅館です。
趣のある外観同様年季の入った大浴場はあまり広くありませんが、お湯は源泉のままで効能は抜群です。
泉質は硫酸塩泉と碳酸泉の2種類で、源泉を薄めずに使用しているため長湯しないで3~5分で一度上がって休憩するのがコツだそう。
台湾の老舗旅館の趣ある雰囲気の中、陽明山一のお湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。
国際大旅館(日帰り温泉利用) 住所:台北市陽明山湖山路一段7號(📍GoogleMap) 電話:02-2861-7100 営業時間:7:00~11:30、12:00~16:00、16:30~21:00 休業日:無休 利用料:150元 アクセス:台北駅から陽明山行きのバス(260番)に乗り「陽明山」駅で下車。徒歩1分。
台北近郊の温泉地|烏来
馥蘭朵烏来渡假酒店
台北市内からMRTとバスを乗り継いで1時間弱で行ける烏来(ウーライ)は、台湾の原住民タイヤル族が多く住む部落がある自然豊かな場所です。
馥蘭朵烏来渡假酒店(ボランドウーライ)はそんな自然豊かな山の中に佇むリゾートホテルです。
大浴場は日帰り利用が可能で、景色を楽しみながらゆったりとくつろぎの時間を過ごせます。
泉質は無味無臭の弱アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉で「美人の湯」と呼ばれるほど美肌効果があるそうです。ボランドウライで日常から離れ、特別な時間を過ごしてみてください。
馥蘭朵烏來渡假酒店(日帰り温泉利用) 住所:新北市烏來區新烏路五段176號(📍GoogleMap) 電話:02-2577-1589 営業時間:10:00~23:00 休業日:水曜日 利用料:10~3月 平日:850元、土·日曜日:1000元 4~9月 平日:750元、土·日曜日:800元 アクセス:MRT「新店」駅から市バス、またはシャトルバスで20分 👉ホームページはこちら
台北近郊の温泉地|金山
旧金山総督温泉
金山は海に面した温泉地で、旧金山総督温泉は日本統治時代に台湾総督府の招待所として使用されていた建物を利用したホテルです。
男湯からは海の景色を、女湯からは陽明山を望める解放感ある露天風呂が特徴です。
泉質は珍しい海底温水で、塩分や鉄分がが溶け込んでおり、美肌効果や関節痛などを和らげる効果が期待できるそう。海辺の温泉地でリラックスした開放的な時間を満喫してください。
旧金山総督温泉(日帰り温泉利用) 住所:新北市金山區豐漁里民生路196號(📍GoogleMap) 電話:02-2408-2628 営業時間:平日 9:00~23:00 土日祝日 8:30~23:00 休業日:水曜日 利用料:平日 大人:330元、子供:200元(3時間) 土日祝日 大人:380元、子供:270元(3時間) アクセス:台北駅から路線バス(1815番)で「金山(金山郵便局)」駅へ。バス停から徒歩10分。 👉ホームページはこちら
台湾の温泉指南
台湾には大きく6つの泉質があります。ここではそれぞれの効能を紹介します。
硫黄泉
黄褐色や白濁色を帯び、卵が腐ったような強い匂いが特徴です。皮膚病、婦人病、ぜんそく、神経痛、解毒喀痰、動脈硬化、リウマチ、肩や首、腕の諸症状に効果があるとされています。 台湾では北投温泉や陽明山、台東の緑島などに多い泉質です。
炭酸泉
無色透明のお湯で、関節炎、水虫、胃腸病、皮膚病、神経痛などに効果があるといわれています。 台湾で最も多い泉質がこの炭酸泉で、宜蘭の仁沢温泉や蘇澳冷泉、烏来温泉、台中の谷関温泉、桃園の四稜温泉、新竹の清泉温泉、苗栗の泰安温泉、南投の南投県東埔温泉や廬山温泉、高雄の大岡山温泉、不老温泉、宝来温泉、屏東の四重渓などがこの泉質です。
鉄泉
豊富な鉄分を含み造血作用を持つため、貧血や婦人病、更年期障害、子宮発育不全者、慢性湿疹などへの効果が期待できます。 入浴以外に飲用もでき、貧血の改善や、疲労回復効果などがあるそうです。 台湾では花蓮の瑞穂温泉がこの泉質です。
炭酸水素塩泉
無臭、無色のお湯で、新陳代謝や血液循環を促進させる効果があるといわれています。また美肌効果があり肌組織の回復を加速させる効果も期待できます。 台湾では宜蘭の礁渓温泉、烏来温泉、台東の知本温泉がこの泉質にあたります。
鉱泥濁泉
どろ温泉とも言われ、皮膚病や神経痛、胃腸病などに効果があるとされています。入浴後、肌が滑らかになることから、天然の美容液とも呼ばれています。 台湾では台南の関子嶺温泉にこのどろ温泉があります。
食塩硫化水素泉
皮膚病、婦人病、胃腸不調に効果があるといわれる泉質で、台湾では花蓮の安通温泉がこの泉質です。
台湾の温泉を楽しむための注意点
※裸で入る男女別の大浴場ではシャワーキャップの着用が必須な施設も多くあります。温泉施設を利用する際は入浴前に入り口で確認してみてください。 ※男女混浴の露天風呂は水着とスイミングキャップの着用が必須になることが多いです。その場で水着の販売をしている場合もありますが、目的の温泉施設で水着が必要かどうか事前に確認することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q:台北近郊の温泉は予約なしでも日帰り利用できますか?
A:多くの温泉施設は予約なしでも利用可能です。週末や観光シーズンは混雑するため、klookやkkdayなどの旅行サイトで事前にチケットを購入しておくと安心です。
Q:台湾の温泉では水着が必要ですか?裸で入れる施設はありますか?
A:台湾の温泉は施設によって異なり、裸で入れる日本式の大浴場もあれば、水着着用が必須の混浴露天風呂もあります。訪れる前に施設のルールを確認しておくと安心です。
Q:台北から各温泉地へ行く場合、公共交通とタクシーどちらがおすすめですか?
A:北投や陽明山、烏来などは公共交通でも便利に行けますが、複数人や荷物が多い場合はタクシーや配車アプリを利用すると快適です。
Q:台湾の温泉に子供連れで行っても大丈夫ですか?
A:子供連れでも利用可能な施設は多いですが、泉質によっては長湯が向かない場合もあります。浅めのプール式温泉や家族風呂を選ぶと安心です。
Q:台湾の温泉の料金相場はどれくらいですか?
A:日帰り温泉の入浴料は平日で300〜800元程度が一般的です。高級ホテルやリゾート施設では1000元前後かかる場合もあります。
台湾の温泉へ旅の疲れを癒しに行こう!
台湾の温泉は水着着用の施設が多いですが、最近では日本同様、裸で温泉に入れる大浴場を備えた施設も増えてきています。
大浴場に入るときに飲料水を持って入ったり、シャワーキャップが必須だったりと、日本とは違う温泉文化に戸惑うこともありますが、そんな時は近くにいる台湾人が注意がてら教えてくれることが多々あります。
入り口や脱衣所に注意書きなどがある場合も多いので、台湾式温泉マナーを確認しつつ、台湾の温泉文化を楽しんでみてください。
※写真提供:台北ナビ ※上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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