迪化街(ディーホアジエ)は台北観光で人気のエリアです。レトロな街並みとおしゃれな雑貨店やカフェ、カラスミ店、台湾らしいお菓子を扱うお店など、様々な店舗が並ぶショッピングスポットです。
迪化街は台北で最も古い問屋街です。19世紀中ごろの清朝末期に貿易や船荷を扱う商店が増えた場所で、当時は港の名前であった「大稻埕」と呼ばれていました。
縁結びで有名な城隍廟が建てられたのもこの時期です。
現在でも周辺にはバロック建築の建物が並んでおり、美しい街並みを楽しめます。台湾に来たら異国情緒漂う迪化街にぜひ足を運んでみてください。
あわせて読みたい 👉【迪化街グルメ】台湾人が選ぶ迪化街周辺グルメ 👉【寧夏夜市】大人気のグルメ夜市で食べ歩き!
目次:
Toggle民楽旗魚米粉湯
民楽旗魚米粉湯(民樂旗魚米粉湯)は、創業80年を超える台湾南部のグルメが楽しめる屋台です。
看板メニューは米粉湯(ビーフンスープ)。少し太めのビーフンを細かく切ってスープに入れて食べる、麺料理のようなスープ料理のようなメニューです。
麺が短いのでお箸よりスプーンの方が食べやすいのが特徴。カジキの香ばしい香りが口の中に広がる素朴な台湾グルメをぜひ食べてみてください。
民楽旗魚米粉湯(民樂旗魚米粉湯) 住所:台北市大同區民樂街3號(📍GoogleMap) 営業時間:6:00~13:00 休業日:月曜日
永久号
永久号(永久號)はカラスミの専門店で、1915年創業の老舗です。
日本からのお客さんも多く日本語もOKとのこと。問屋価格で買えるので質のいいカラスミがお手頃価格で手に入ります。
お酒のお供に少し高級な台湾グルメ、カラスミを買って帰るのはいかがでしょうか?
永久号(永久號) 住所:台北市大同區延平北路二段36巷10號(📍GoogleMap) 営業時間:8:00~18:00 休業日:無休 👉ホームページはこちら
永楽市場
永楽市場(永樂市場)の2階は布市場になっています。色とりどりの布がところ狭しと並ぶ布市場です。
台湾らしい客家布という花柄の布もたくさん取り扱っています。
布だけ買って自分で作るもよし、すでにバッグやポーチになっているものを買うもよし。さらに市場の中には購入した布でオーダーメイドの服や小物を作ってくれる仕立て屋さんもあります。
作る物によっては数日かかるものもあるので要相談ですが、台湾旅行の記念に自分だけのオリジナルのお土産を作ってもらうのもいいかもしれません。
永楽市場(永樂市場) 住所:台北市大同區迪化街一段21號 2F(布市場)、3F(仕立て屋)(📍GoogleMap) 営業時間:8:30~17:30 休業日:土、日曜日 👉ホームページはこちら
林合発油飯店
林合発油飯店(林合發油飯店)は、1894年創立の行列ができる油飯(台湾風のおこわ)の老舗です。
永楽市場の1階にあるお店で、営業時間はお昼までですが売り切れ次第終了。
午前中に行かないとなかなか買えないので少しハードル高めですが、ぜひ一度食べてみてほしい絶品おこわです。
台北に来たら早起きして、おこわを朝ごはんにするのはいかがでしょうか?
林合発油飯店(林合發油飯店) 住所:台北市大同區迪化街一段21號 永楽市場内(📍GoogleMap) 営業時間:7:30~13:00 休業日:日、月曜日
小藝珵
永楽市場の向かい側にある小藝珵は、元々薬屋だった建物で、現在はリノベーションされお土産店やカフェが入る複合ビルのようになっています。
ここに入居するお店は「よい人、よい物、よいストーリー」の3つの条件をクリアすることが必須なのだそう。迪化街の伝統産業などと関連するものや、地域を盛り立てていこうという気持ちを大事にしているそうです。
ここに来ればおしゃれなだけじゃない、心に刺さるストーリーを感じる物に出会えるかもしれません。
小藝珵 住所:台北市大同區迪化街一段34號(📍GoogleMap) 営業時間:10:00~19:00 休業日:店舗によって異なります 👉ホームページはこちら
爐鍋咖啡
小藝珵の2階に入居する爐鍋咖啡(Luguo Cafe)は、迪化街に初めてできたカフェだそうです。
店内では台湾産の阿里山コーヒーもいただけます。
明るく落ち着いた雰囲気で居心地のよいホッとする空間です。街歩きに疲れたらここで一息つくのもいいかもしれません。
爐鍋咖啡(Luguo Cafe) 住所:台北市大同區迪化街一段32巷1號2F(📍GoogleMap) 営業時間:10:30~18:30 休業日:無休 👉ホームページはこちら
霞海城隍廟
霞海城隍廟は縁結びのパワースポットとして有名な廟です。
月下老人という縁結びの神様をお参りすれば、恋愛成就のご利益があるといわれています。
霞海城隍廟には日本語ができる方もいて、お参りの方法を丁寧に教えてくれます。
毎年多くのカップルが結婚のお礼参りに訪れているそうなので、参拝セットを購入してしっかりお参りしてみるのもありかもしれません。
霞海城隍廟 住所:台北市大同區迪化街一段61號(📍GoogleMap) 営業時間:7:00~19:00 休業日:無休 👉ホームページはこちら
有記名茶/WANGTEA LAB×有記
迪化街で老舗のお茶屋さんといえば1890年創業の老舗、有記名茶です。
茶葉や茶器の販売をするお茶屋さんでありながら、店内で製茶を行う製茶工場でもあります。店内には焙煎されたお茶の香りが漂っていてなんだか落ち着く空間になっています。
有記名茶のすぐ隣には2020年にオープンした有記名茶が手掛けるティーサロン、WANGTEA LAB×有記があります。
現代風のモダンでおしゃれな空間で有記名茶のお茶が楽しめます。お茶の入れ方にも工夫を凝らしており、エスプレッソのような濃厚なお茶など珍しい飲み方もできます。
老舗の茶葉を購入したあとはお隣のティーサロンで休憩するのもおすすめです。
有記名茶 住所:台北市大同區重慶北路二段64巷26號(📍GoogleMap) 営業時間:9:00~18:00 休業日:日曜日 👉ホームページはこちら
WANGTEA LAB×有記 住所:台北市大同區重慶北路二段64巷24號(📍GoogleMap) 営業時間:10:00~19:00 休業日:無休 👉ホームページはこちら
佳興魚丸店
迪化街に行ったらぜひ立ち寄ってほしいのが、佳興魚丸店です。
「魚丸」とは台湾式のつみれのことで、こちらのお店では豚肉のミンチをサメのすり身で包んだ魚丸をいただくことができます。
台湾のセロリが入ったあっさりしたスープとジューシーなお肉が飛び出すつみれの相性が抜群です。ぜひ一度足を運んでみてください。
佳興魚丸店 住所:台北市大同區延平北路二段210巷21號(📍GoogleMap) 営業時間:9:00~18:30 休業日:日曜日 👉公式facebookはこちら
慈聖宮前の日中屋台
迪化街の北側にある慈聖宮前の広場は朝早くからお昼ごろまで屋台が集まる場所があります。
こちらでは炒め物やチャーハン、牡蠣オムレツなどの台湾グルメがいただけます。肉粥のお店もあり、朝ごはんにピッタリです。
屋根がほぼないので雨が降ると少々大変ですが、台湾のローカル気分を味わえる屋台街で、台湾らしい地元グルメを堪能してみてください。
慈聖宮前の日中屋台 住所:台北市大同區保安街49巷(📍GoogleMap) 営業時間:10:00〜15:00頃(お店によって異なります) 休業日:お店によって異なります 👉ホームページはこちら
迪化街へのアクセス
MRT北門駅から
MRT「北門」駅3番出口を出て目の前の横断歩道を渡ります。そのまま塔城街を北上すると徒歩5分ほどで迪化街の入り口にある「迪化街商圈」の看板が見えてきます。
MRT大頭橋駅から
MRT「大頭橋」駅1番出口を出てすぐの交差点の横断歩道を高架道路をくぐるように渡ります。さらにMRTの出口の対角になる方へもう一度横断歩道を渡ります。そのまま真っ直ぐ歩くと10分ほどで迪化街十連棟という赤煉瓦のアーチ状の建物が見えてきます。
よくある質問(FAQ)
Q:迪化街は何時ごろに行くのがベストですか?
A:10時〜16時頃がおすすめです。多くのお店が午前10時前後にオープンし、夕方16~17時頃に閉まるため、早めの時間帯に訪れるとゆっくり散策できます。
Q:迪化街での買い物はクレジットカードは使えますか?
A:一部の店舗やカフェでは使用可能ですが、小規模店や屋台では現金のみの場合が多いため、ある程度の現金を用意しておくのが安心です。
Q:迪化街周辺にトイレはありますか?
A:永楽市場や霞海城隍廟、小藝珵など一部施設にはトイレがあります。
Q:迪化街でお土産におすすめのものは何ですか?
A:カラスミや台湾茶、乾物(干ししいたけ、ナツメなど)、ドライフルーツ、客家布グッズなどが人気です。
Q:迪化街は雨の日でも楽しめますか?
A:雨の日でも楽しめますが、通りの多くは屋外なので雨具の準備が必要です。永楽市場や小藝珵など屋内で楽しめるスポットを中心に回るのもおすすめです。
Q:日本語は通じますか?
A:一部の店舗(観光客の多いお茶屋さんやカラスミ店)では日本語対応が可能です。ただし全体的には英語や中国語が基本なので、翻訳アプリなどがあると便利です。
Q:迪化街の読み方は?
A:中国語でディーホアジエ(Díhuà Jiē)と読みます。日本語だと「てきかがい」となります。
異国情緒漂う迪化街に出かけよう!
レンガ造りの建物が並ぶ迪化街は、異国情緒あふれる雰囲気で観光客からも人気があります。
メイン通りの散策はもちろん、路地を入った場所にも気になるお店やカフェが並んでいるので、街全体を歩き回る気持ちで散策するのがおすすめです。
歩くたびにお気に入りの場所が見つかる、何度でも訪れたいおすすめ観光地です。
※写真提供:台北ナビ ※上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
この文章はお役に立ちましたか?
フィードバックをいただき、ありがとうございます