台北101や国立故宮博物院と並ぶ、台湾の定番観光スポットである中正紀念堂は、観光客のみならず地元の人の憩いの場としても親しまれている場所です。
本堂の大きさはもちろん、その敷地の広さにも圧倒されること間違いなし。
1時間に一回行われる儀仗隊の屋外行進や館内の資料館など、みどころが盛りだくさんです。
旅の始まりは、台湾の歴史の変遷がよく分かる中正紀念堂から始めてみてはいかがでしょうか。
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目次:
Toggle中正紀念堂とは
中正紀念堂は、中華民国初代総統であった蒋介石の追悼を目的に建てられました。
1975年4月5日に亡くなった蒋介石の90歳の誕生日にあたる1976年10月31日に着工し、亡くなってからちょうど5年目の命日、1980年4月5日に一般開放されました。
中正というのは蒋介石の本名、蒋中正からきています。
総面積25万平方メートルにもなる広い敷地内には、高さ6.3メートルの蒋介石の巨大な座席象のある本堂のほか、国家戯劇院(オペラハウス)や、国家音楽庁(コンサートホール)があります。
本堂前の自由広場は1990年代の民主化運動の舞台になるなど、台湾の歴史を見守ってきた場所でもあります。

みどころ
儀仗隊の屋外行進
中正紀念堂のいちばんの見どころは、本堂前で行われる屋外行進です。
2024年まで蒋介石の座席象の前で行われていた交代式が廃止され、現在は儀仗隊の屋外行進が本堂前の広場で実施られています。
毎日9時から17時まで1時間に一度、約15分間の屋外行進が行われます。衛兵たちの一糸乱れぬ行進は迫力満点で、見とれてしまうこと間違いなしです。
蒋介石のブロンズ像
本堂内のブロンズ像も見逃せないポイントです。
高さ6.3メートルの蒋介石のブロンズ像は、帰ることの許されなかった故郷・中国を向いて座っているといいます。
本堂はリンカーン記念堂を参考に作られており、壁面の大理石はリンカーン記念堂と同じものをアメリカから運んだそうです。
本家のリンカーンは無表情であるのに対し、蒋介石は微笑んでいるのが特徴的でこちらもチェックしたいポイントです。

蒋公文物展視室
本堂1階にある蒋公文物展視室も、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。
蒋介石の生涯や、当時の時代背景などが分かる展示のほか、台湾と日本の交流にまつわる展示も多くあるので、日本人にとっても興味深いものになっています。
蒋介石の愛妻家としての一面や、晩年の様子など、今まで知らなかった蒋介石を知る機会になるはずです。


自由広場門
広場の入り口にある自由広場門も見逃したくないスポットです。
MRT「中正紀念堂」駅から本堂に向かうと、門をくぐることなく広場に入ってしまうので見落としがちですが、門の前から広場と本堂を見てみると、中正紀念堂のスケール感をより感じることができます。
ぜひ、門の外まで行って広場を眺めてみてください。

営業時間
中正紀念堂開館時間:9:00~18:00 広場開放時間:5:00~24:00 儀仗隊の屋外行進: 9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00 国旗掲揚式: 夏季(4月1日~9月30日):升旗 6:00/降旗 18:10 冬季(10月1日~3月31日):升旗 6:30/降旗 17:10
アクセス
住所:台北市中正區中山南路21號(📍GoogleMap) 電話:02-2343-1100 MRT「中正紀念堂」駅5番出口からすぐ 👉ホームページはこちら
よくある質問(FAQ)
A:本堂前の広場がベストスポットです。行進がよく見える位置は早めに確保するのがおすすめです。
A:一通り見学するなら約1〜1.5時間程度が目安です。儀仗隊の行進や展示も楽しむならもう少し余裕を見ておくとよいでしょう。
A:中正紀念堂の見学は無料です。屋外の広場や屋内の展示室も全て無料で公開されています。
A:はい。本堂内や展示室は屋内なので雨の日でも見学可能です。ただし屋外行進は天候により中止となる場合があります。
A:屋外や本堂内の撮影は可能ですが、展示室内では一部撮影禁止エリアもあるため、現地の案内表示に従いましょう。 Q:儀仗隊の屋外行進はどこで見るのがおすすめですか?
Q:中正紀念堂の見学にかかる所要時間はどのくらいですか?
Q:中正紀念堂に入場料はかかりますか?
Q:雨の日でも見学できますか?
Q:写真撮影は可能ですか?
日本にはない迫力を感じる台湾の観光スポット
儀仗隊の屋外行進や建物の大きさなど、日本ではなかなか感じることのないスケール感を感じられるのが、中正紀念堂の魅力です。初めての台湾旅行なら、ぜひ足を運んでみてください。
周囲には228平和公園や台湾総統府、国立台湾博物館などもあり、歴史や文化を感じるエリアになっています。

※上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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