台北101や故宮博物院、中正紀念堂など、台北を訪れたら外せない観光地はたくさんありますが、忠烈祠もそのひとつです。
国のために殉職した兵士たちが祀られている場所で、歴史的にも意味のある場所。台湾のことを深く知れる必見スポットです。
市内の中心から少し外れた場所にありますが、故宮博物館からも近くセットで訪れるのがおすすめです。
この記事では、台湾に来たら一度は訪れたい忠烈祠の見どころやアクセスを紹介します。まだ行ったことがない人は、ぜひ観光プランに加えてみてください。
あわせて読みたい
👉【中正紀念堂】台北に来たら必ず訪れたい観光スポット!
👉【淡水観光】歴史を感じる水辺の街、淡水へショートトリップ!
目次:
Toggle忠烈祠とは
忠烈祠は、政府管轄の慰霊施設です。辛亥革命や抗日戦争などで国のために戦い殉職した烈士や兵士、33万人がここに祀られています。
1945年第二次世界大戦終戦後、日本統治の痕跡を失くすため「護国神社」から「忠烈祠」と名称を変え、現在の建物が建てられました。
毎年春と秋に、総統や政府高官が忠烈祠を訪れ花束を捧げる場所で、台湾の歴史上重要な場所と言えます。
また、1時間に1回行われる衛兵交代式は迫力満点で、忠烈祠を訪れたら見逃せません。

みどころ
衛兵交代式
忠烈祠の入り口と大殿を警護している衛兵の交代式が1時間に一度行われます。
一糸乱れぬ精密さで行われる交代式の行進は迫力満点です。
警護を担当する衛兵は、陸・海・空軍のいずれかが担当していて、半年に一度入れ替わります。
陸軍は深緑、海軍は夏服が白、冬服が黒、空軍は青色になっていて制服の色で見分けることができます。


歴史を刻んだ壁画
建物内の壁画には台湾の歴史の一部が刻まれています。
2枚ある壁画には抗日戦争と杭州における革命の絵が刻まれており、の下には日本語の説明もあるので、交代式のあとはぜひ建物内の壁画も見てみてください。

忠烈祠に祀られる唯一の日本人
忠烈祠には「山田良政」という日本人の名前が刻まれた霊牌があります。青森県弘前市出身で、「革命に倒れた唯一の日本人」といわれています。
陸軍の通訳として従事していた彼は、後に孫文と出会い生涯の同士となりました。
彼の死後、日本を訪れた孫文は良政の記念碑を建て、今でも東京の谷中にその時の記念碑が残っています。
営業時間
営業時間:9:00~17:00 休業日:3月29日の青年節と9月3日の軍人節は半日のみ開放(式典前日3月28日、9月2日は準備のため開放されていません)
アクセス
MRT「劍潭」駅からバス(902、267、紅3、556)に乗り「忠烈祠」バス停で下車。バス停から徒歩2分。バス乗車時間約5分。 住所:台北市中山區北安路139號(📍GoogleMap) 電話:02-2885-4376 👉ホームページはこちら

忠烈祠で台湾の歴史を知ろう
衛兵の交代式をはじめ、抗日戦争の壁画や忠烈祠に祀られる唯一の日本人など、台湾の歴史の一部に触れることができる忠烈祠。
市内からは少し離れた場所にありますが、その分ゆっくりと見学することができます。
台湾を訪れたら、ぜひ忠烈祠を訪れて、台湾の歴史を学んでみてください。

※上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
この文章はお役に立ちましたか?
フィードバックをいただき、ありがとうございます