金門は島全体に閩南文化が息づいており、食文化も広東や厦門に似ていることが特徴です。
また、台湾の国防最前線であった金門には、戰地風味(戦地の味)と呼ばれる自の進化を遂げた食文化も根付いています。
この記事では、台湾のお出かけ情報サイト「好好玩(ハオハオワン)」編集部が厳選した、おすすめ金門グルメを紹介します。
金門を訪れたら、歴史と食文化が密接に絡み合った、金門ならではのグルメをたっぷり堪能してください。
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目次:
Toggle金門おすすめグルメ|小吃
合泉購物中心
合泉購物中心は、蛋狗(ダンゴウ)や蛋香(ダンシャン)と呼ばれる金門グルメが食べられるお店です。
蛋狗や蛋香は台湾の朝ごはんの定番料理、蛋餅でソーセージや香腸(台湾式ソーセージ)を包んだホットドッグのようなもので、長期駐屯する兵士たちが飽きずにお腹を満たせるよう工夫された、戦地グルメだそうです。
金門に来たら、ぜひ食べてみてください。


合泉購物中心 住所:金門縣金湖鎮村63號(📍GoogleMap) 電話:082-332-908 営業時間:9:00~17:00 休業日:水曜日
蚵嗲之家
金門の沿岸一帯は石牡蠣の産地として有名で、昔はご飯代わりに牡蠣を食べられるといわれていたほど漁獲量に恵まれていました。
そのため、牡蠣を使った料理が多くあり、中でも珍しいのが蚵嗲之家で食べられる蚵嗲(牡蠣のかき揚げ)です。
金門十大美食小吃(金門10大グルメ)に選ばれたこともある蚵嗲。行列必至ですが、ぜひ食べに行ってみてください。


蚵嗲之家 住所:金門縣金城鎮莒光路一段59號(📍GoogleMap) 電話:082-322-210 営業時間:14:30~19:00 休業日:木曜日 👉公式facebookはこちら
閩式燒餅
閩式燒餅(閩式焼餅)は、毎日手作りの燒餅を売っているお店です。
燒餅は、豚ひき肉に刻みネギを加えたしょっぱい系のものと、麦芽糖が入った甘いもの2種類のみ。
素朴でやみつきになる燒餅は、地元金門の人はもちろん、観光客もお土産に買って帰るほどの人気處品です。


閩式燒餅(閩式焼餅) 住所:金門縣金沙鎮博愛街48號(📍GoogleMap) 電話:082-352-922 営業時間:7:00~15:00 休業日:土曜日 👉公式facebookはこちら
進麗小籠包
進麗小籠包は、金門スタイルの小籠包のお店です。
一般的にイメージする、皮が薄くてスープがたっぷり入った小籠包とは違い、こちらの小籠包はミニサイズの肉まんのようなスタイルです。
厚めの皮に包まれた小籠包は中の餡にもしっかりと味があり、何もつけなくてもおいしく食べられます。
朝から行列ができる人気のお店の小籠包を、味わってみてください。


進麗小籠包 住所:金門縣金城鎮光前路34號(📍GoogleMap) 電話:082-329-258 営業時間:7:00~13:00、16:10~19:00 休業日:無休
葉氏酒釀蛋
金門の名産品であるコーリャン酒を使ったグルメは様々ありますが、葉氏酒釀蛋もコーリャン酒を使ったグルメを売っているお店です。
こちらでは、コーリャン酒を使った高粱酒釀蛋(コーシャン酒ゆで卵)が食べられます。
高粱、大麦、トウモロコシ、小麦などの穀物で作られた酒粕を使用しているため、香ばしい香りが特徴です。アルコールはほぼ飛んでいるそう。
金門ならではのグルメ、試してみてはいかがでしょうか?

葉氏酒釀蛋 住所:金門縣金城鎮古城里金門城 51-1 號(📍GoogleMap) 電話:082-327-564 営業時間:9:30~18:30 休業日:無休
王阿婆小吃店
金門の地元グルメを楽しみたいなら王阿婆小吃店がおすすめです。
金門名物の蛋香や金門高梁香腸(金門コーリャンソーセージ)のほか、金門産の牡蠣を使った蚵仔煎(牡蠣オムレツ)や蚵仔麵線(牡蠣入り麺線)など、金門グルメが何でもそろいます。
王阿婆小吃店で、金門の味を心ゆくまで堪能してください。

王阿婆小吃店 住所:金門縣金沙鎮山后64號(📍GoogleMap) 電話:082-352-388 営業時間:8:00~17:00 休業日:無休 👉公式facebookはこちら
標記小吃店
標記小吃店は広東粥や焼餅、牡蠣麺線など、金門グルメが何でもそろうお店です。
特に人気があるのが、手作り蛋餅です。厚めの生地を焼いてから揚げる調理法で、外はカリッと中はしっとりのここでしか味わえない蛋餅は、金門で食べるべき一品です。

標記小吃店 住所:金門縣金城鎮民族路93巷5弄1號(📍GoogleMap) 電話:082-325-118 営業時間:6:00~13:30 休業日:木曜日 👉公式facebookはこちら
金門おすすめグルメ|廣東粥
永春廣東粥
永春廣東粥(永春広東粥)は、広東粥の専門店です。
台湾本島にも広東粥はありますが、金門の広東粥は長時間煮込むため、米粒がほとんどないのが特徴です。
かつて金門島では、米は輸入に頼っていたため、戦時中に白米を無駄なく食べるために生まれた食べ方だといわれています。
金門での朝ごはんは、広東粥を食べに行くのはいかがでしょうか?


永春廣東粥(永春広東粥) 住所:金門縣金城鎮莒光路162-2號(📍GoogleMap) 電話:082-327-292 営業時間:6:00~13:30 休業日:無休
金門おすすめグルメ|牛肉グルメ
良金牧場
良金牧場は、その日のうちに食肉加工したばかりの新鮮な牛肉を使った牛肉麺が食べられるお店です。
生の牛肉に目の前でスープをかけて完成する牛肉麺は、とろけるような口どけの牛肉を味わえるこの店ならではの一品。
金門の名産品。コーリャン酒を作った後のに残る酒粕を牛の飼料として利用することで、肉質の柔らかい牛を育てることができるそうです。
ここでしか食べられない金門の味を、ぜひ食べてみてください。

良金牧場 住所:金門縣金湖鎮漁村160號(📍GoogleMap) 電話:082-335-886 営業時間:10:30~19:30 休業日:無休 👉公式facebookはこちら
圓頭溫體全牛火鍋
圓頭溫體全牛火鍋(円頭温体全牛火鍋)は、コーシャン酒の酒粕で育てた牛肉を当日食肉加工して作る牛肉火鍋が食べられるお店です。
お店特製の牛骨スープで食べる牛肉は、うま味が詰まった上品な味です。
金門で牛肉料理を食べるならおすすめしたいお店です。

圓頭溫體全牛火鍋(円頭温体全牛火鍋) 住所:金門縣金寧鄉伯玉路二段169號(📍GoogleMap) 電話:082-329-918 営業時間:10:30~20:00 休業日:無休 👉公式facebookはこちら
金門おすすめグルメ|カフェ・スイーツ
毛澤東奶茶
金門といえばコーリャン酒が有名ですが、こちらの毛澤東奶茶(毛沢東奶茶)では、ミルクティーにコーリャン酒を合わせた毛沢東ミルクティー(コーリャン酒ミルクティー)を飲むことができます。
毛沢東ミルクティーだけでなく、蒋介石スペシャル(海石花ゼリー入りミルクティー)もあるなど、シャレが効いたメニューがあるユニークなカフェです。
観光の途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。

毛澤東奶茶(毛沢東奶茶) 住所:金門縣金城鎮(📍GoogleMap) 営業時間:8:00~17:30 休業日:無休
談天樓
談天樓(談天楼)は、70年以上続く手作りの湯圓(もち団子)が人気のお店です。
湯圓をはじめとする眷村料理は、かつてここに駐屯していた兵士たちのお気に入りの味だったそうです。
暑い夏には湯圓冰(湯圓かき氷)がおすすめです。パイナップルやタロイモ餡などのフレーバーに加え、酒醸(発酵酒)が入った湯圓もあり、酸味と甘みのバランスが絶妙だと、人気のフレーバーになっています。

談天樓(談天楼) 住所:金門縣金湖鎮復興路3號(📍GoogleMap) 電話:082-332-766 営業時間:11:00~14:00、16:00~19:00 休業日:水曜日 👉公式facebookはこちら
金門グルメマップ
個性豊かな金門グルメを堪能しよう!
金門ならではの文化と歴史の中で育まれた金門グルメ。
戦場風味(戦場の味)と呼ばれる味は、当時のエピソードを知り、食べることで金門や台湾について深く知るきっかけにもなるはずです。
金門へ行ったら、ぜひたくさんの戦場風味を食べてみてください。
※本記事は台湾のお出かけ情報サイト「好好玩(中国語)」の掲載情報をもとに、日本語読者向けに翻訳・再編集しています。 ※上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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