2025・2026【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!

【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!

2025年、2026年の台湾の祝日完全ガイド!台湾の祝日の多くは旧暦(農歴)に基づいて定められているため、旧暦の祝日は毎年日付が変わります。

日本でも2月ごろになるとニュースなどで耳にする「春節」は、旧暦に基づいた新年です。

旧暦の祝日は台湾の伝統行事や文化に根ざしているので、この時期に台湾を訪れると台湾独特の文化に触れる機会が多くあり、普段とは違う雰囲気が楽しめることもあります。

今回は台湾の祝日の日程や由来を紹介します。ぜひ台湾旅行の計画の参考にしてください。

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2025年 台湾の祝日

2025台湾の祝日
元旦 1月1日(水)
春節(過年) 1月25日(土)~2月2日(日)
228平和記念日 2月28日(金)
児童節 4月4日(金)※清明節と重なるため4月3日(木)が振替休日
清明節 4月4日(金)
労働節 5月1日(木)
端午節 5月31日(土)※5月30日(金)が振替休日
教師節 9月28日(日)※9月29日(月)が振替休日
中秋節 10月6日(月)
国慶節(雙十節) 10月10日(金)
光復節 10月25日(土)※10月24日(金)が振替休日
行憲紀念日 12月25日(木)

赤字は2025年に新たに追加された祝日


2026年 台湾の祝日

2026台湾の祝日
元旦 1月1日(木)
春節(過年) 2月14日(土)~2月22日(日)
228平和記念日 2月28日(土)※2月27日(金)が振替休日
児童節 4月4日(金)※4月3日(金)が振替休日
清明節 4月5日(日)※4月6日(月)が振替休日
労働節 5月1日(金)
端午節 6月19日(金)
中秋節 9月25日(金)
教師節 9月28日(月)
国慶節(雙十節) 10月10日(土)※10月9日(金)が振替休日
光復節 10月25日(日)※10月26日(月)が振替休日
行憲紀念日 12月25日(金)

台湾祝日カレンダー

2025・2026【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!

※祝日、および祝日を含む連休に色を付けています


2025年から新たに増えた祝日

9月28日 教師節【新暦】

孔子の誕生日。

この日は先生に感謝をする日で、学生たちは先生にプレゼントを用意したりするそうです。

10月25日 光復節【新暦】

日本による台湾統治の終了と、金門を巡る国民党軍と共産党軍との戦闘「古寧頭戦役」における勝利を記念する祝日です。

1895年の下関条約により日本は清国から台湾を割譲され台湾の統治を始めました。第二次世界大戦の終了まで続いた台湾における日本統治は、1945年10月25日の降伏式典によって幕を閉じました。

金門を巡る古寧頭戦役は、1949年10月25日から2日間金門島で勃発した戦いです。

12月25日 行憲紀念日【新暦】

憲法施行の記念日。

1947年12月25日に「中華民国憲法」が施行されたことを記念する日です。

クリスマスと同じ日なのは、当時の総統、蒋介石がそのように指示したからだといわれていて、偶然ではないそうです。

【旧暦】12月29日 小年夜

小年夜は旧暦の大晦日の1日前の日で、この日から春節が始まるとされています。

小年夜には大掃除をしたり、お供え物や年菜(日本のお節料理のようなもの)の準備をするなど、忙しい1日なのだそう。

こちらは実際に休みになるのは2026年の春節からです。


日付が変わらない祝日【新暦】

1月1日 元旦・中華民国開国記念日 

台湾の年越しは春節のため、1月1日は日本のような年越しムードはありません。12月31日まで仕事をして、1月2日から通常出勤です。

1月1日は台北101の花火など、カウントダウンイベントが各地で行われます。

また、1月1日は孫文が台湾の初代大統領に就任した日でもあり、台湾の建国を祝う建国記念日でもあります。

【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!
出典:交通部観光署

2月28日 二二八和平記念日 

1947年2月28日の民衆デモを引き金に市民と憲兵隊が衝突し多くの犠牲者を出した228事件の悲劇を忘れず、平和を祈る日です。

台湾では各地で追悼式典や関連イベントが行われます。

【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!
筆者撮影

4月4日 児童節 

台湾のこどもの日です。

学校からプレゼントが用意されたり特別行事が行われたりするなど、台湾の子供たちにとってちょっと特別な日です。

10月10日 国慶節

国慶節は1911年10月10日の「辛亥革命」の発端となった「武昌蜂起」を記念して制定された祝日です。

台湾では一般的に国慶節が建国記念日の意味合いを持ち、毎年台湾総統府の前では大規模な式典が行われます。

出典:中華民国 讃国慶

毎年日付が変わる祝日【旧暦】

旧暦12月末日 除夕

除夕とは旧暦の大晦日のことです。台湾では日本のおせち料理に当たる、年夜飯をこの日に食べます。

除夕から始まる春節休暇を実家や海外で過ごす人が多く、出国や移動がピークを迎えます。

観光地や飲食店は営業時間を短縮したり、休みに入る所も多いので、旅行に行く際は注意が必要です。

旧暦1月1日 春節

旧暦の1月1日から5日までが台湾のお正月休みです。

飲食店などは休みになる所も多いので、この時期に旅行に行く場合は注意してください。

観光地は営業していっる場所も多いですが、台湾国内のお客さんが増える時期でもあるので、混雑が予想されます。

春節の2~3週間ほど前から春節準備の年貨大街が各地で開催され、この時期ならではの活気を感じることができます。

【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!
筆者撮影

旧暦4月5日前後 清明節

清明節は旧暦の24節気に基づく祝日です。

お墓参りをしてご先祖様に感謝を伝える伝統的な日で、日本のお盆に似た意味合いがあります。

この時期は過ごしやすい日が多く、清明節に家族でピクニックを楽しむ人も多く見られます。

旧暦5月5日 端午節

台湾の端午節といえば、ドラゴンボートのレースや粽(ちまき)が有名です。

この時期に旅行に行くと、街のいたるところで粽が売られているのを目にするはずです。

しょっぱい系の粽や甘い粽など様々な種類があるので、ぜひ食べてみてください。

ドラゴンボートには疫病などが流行らないようにという健康祈願の意味合いが込められており、この日は台湾各地でレースが開催されます。

【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!
出典:台北市政府観光伝播局
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旧暦8月15日 中秋節

春節、端午節と合わせて台湾の3代節句といわれている中秋節。日本でもお月見のことを中秋の名月と呼ぶように、台湾でもこの日は満月をめでる日であり、スマホのカメラで月の写真を撮っている人を街中で見かけたりもします。

月餅を食べるのも中秋節の習慣で、この時期に旅行に行くなら月餅をお土産にしてもいいかもしれません。

また、台湾人は中秋節にバーベキューをするのが定番なので、公園や家の前などでバーベキューをしている人を見かけることもあります。

【台湾の祝日】台湾の祝日は毎年日にちが変わる?祝日の日程や由来を解説!
出典:canva
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よくある質問(FAQ)

Q:2025年に増えた祝日はいつですか?

A:9月28日の教師節、10月25日の光復節、12月25日の行憲記念日が増えました。また、2026年の春節は旧暦の12月29日(大晦日の前日)にあたる小年夜が休みになります。

Q:祝日がない月はありますか?

A:3月、6月、7月、8月、11月は祝日がありません。日本の夏休みやお盆の期間は、台湾には連休がありません。

Q:台湾の祝日は観光地は混雑しますか?

A:はい。端午節、中秋節、春節の時期は高鐵(台湾新幹線)のチケットが取りにくくなるなど、各地で混雑が見られます。

Q:観光地は営業していますか?

A:大きな観光地は営業している場合もあります。ただし、飲食店などは春節や中秋節、端午節は時短営業や定休日になることが多いので事前に確認すると安心です。

Q:祝日ならではのイベントはありますか?

A:端午節のドラゴンボートレースや春節前の年貨大街などは観光客も楽しみやすいイベントです。


台湾の祝日を把握して楽しい旅行計画を!

台湾の旧暦に基づく祝日は連休になる場合が多いので、観光地は混雑が予想されます。

一方で、特に旧暦の祝日付近に台湾を訪れると、台湾の文化に触れる機会が多いので、その点ではおすすめの時期ともいえます。

端午節の粽や中秋節の月餅、迪化街などで開催される春節準備の年貨大街などは観光客でも楽しみやすい行事です。

この記事を参考に、楽しい台湾旅行を計画していただければ嬉しいです。


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※上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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