実地訪問日:|台南の有名な古跡・安平古堡は、文化の旅を求める観光客に最適です。周辺の古い街並みには、グルメと土産物があふれており、安平を一巡りすれば、心身ともに満たされることでしょう。安平老街は週末の人出が多いため、夏季の訪問の際は、日焼け対策と日除け対策をお忘れなく!
安平古堡は、17世紀にオランダ東インド会社が築いた台湾最古級の要塞跡で、台南市安平区の国勝路82号にあります。見どころは、現存するレンガの城壁、展望台、2つの展示施設です。あわせて安平樹屋と安平老街まで歩けば、半日で歴史と食べ歩きを楽しめます。
安平古堡で最もおすすめなのは、園内を1時間ほど見学してから安平樹屋と安平老街へ歩く半日コースです。台南駅から市バスで行けて、歴史と食べ歩きを無理なく組み合わせられます。
目次:
Toggleこの記事のポイント
- 入場料は全票NT$70、半票NT$35。開園は8:30〜17:30(2026年11月時点、台南市政府文化局の案内による)
- 台南駅から市バス2番で安平古堡駅まで行ける(出典:台南市政府文化局)(参考:台湾観光局 公式サイト)
- 古堡のあとは安平樹屋、安平老街の順に歩くと、見学と食べ歩きを無理なくつなげられる

安平古堡とは?熱蘭遮城の基本情報
安平古堡は、台湾南部の台南市安平区にある城跡で、かつて熱蘭遮城(ゼーランディア城)と呼ばれた台湾最古級の要塞です。特色は、400年近く前の外城南側の城壁、ガジュマルに覆われた煉瓦壁、安平を一望できる展望台です(出典:Wikipedia)。
1623年にオランダ東インド会社が簡易な砦を築き、1624年に同じ場所で要塞を作り直しました。工事は1634年に完了し、台湾で最も早い要塞建築とされています(出典:Wikipedia)。敷地は約2.5ヘクタールで、かつては内城と外城に分かれていました。
台湾には、かつて貿易で栄えた3つの港町を表す「一府二鹿三艋舺」という言葉があります。その「府」にあたるのが台南で、安平は台湾の歴史が始まった場所です(出典:台北ナビ)。
名称は時代ごとに変わっており、奧蘭治城(オレンジ城)、熱蘭遮城、台湾城、安平鎮城、王城、紅毛城など多くの呼び方があります。2022年には、園内の2つの国定古蹟が「熱蘭遮堡遺構」として1つに統合されました(出典:Wikipedia)。歴史を押さえてから歩きたい方は、次の章をご覧ください。
安平古堡の歴史:オランダ東インド会社・鄭成功・日本統治時代
安平古堡の歴史は、オランダ統治、鄭成功による攻略、清朝期の荒廃、日本統治時代の改変という4つの流れで整理できます。台南駅からの行き方より先に流れを知っておくと、園内の遺構の意味がつかみやすくなります(出典:台南市政府文化局)。
- オランダ統治時代(1624〜1662年):1624年に砂土と木板で簡素な城を築き、「奧倫尼亞城」と呼びました。1627年に熱蘭遮堡と改名し、レンガ造りへ改築しました。1633年に完成し、3階建ての内城と外城に分かれた要塞になりました。
- 鄭成功の時代(1662年〜):鄭成功がオランダ勢力を退けると、城は「安平鎮」と改称され、内城は内府となりました。台湾の人々はこの城を「王城」とも呼びます。
- 清朝期:台江内海の陸地化で城の地理的な重要性が薄れました。清兵は城壁のレンガを億載金城の建築に使い、城は荒廃しました。
- 日本統治時代(1895年〜):1897年、海関の宿舎用地のため城の一部が整地され、その上に3層のレンガ台が築かれました。1908年には白い灯台が台上に移されています。1930年、台湾文化三百年の記念事業に合わせて台上の公館が改築され、現在の史蹟展示館の元になりました。
戦後に「安平古堡」と呼ばれるようになり、1975年に観光年事業の一環で展望台に尖った屋根が載り、壁が白く塗られて現在の姿になりました。いま残るオランダ時代の遺構は、古堡の前にある外城南側のレンガ壁だけです(出典:台南市政府文化局)。

1つだけ歴史の見どころを選ぶなら、外城南側の城壁です。オランダ時代からそのまま残る唯一の遺構で、ほかの建物は後の時代の再建だからです。
安平古堡の入場料・営業時間・所要時間は?
安平古堡の入場料は全票NT$70、半票NT$35で、台南市民は身分証の提示で無料です。開園時間は8:30〜17:30(2026年11月時点、台南市政府文化局の公開情報による)。所在地は台南市安平区国勝路82号、電話は06-2267348です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 台南市安平区国勝路82号 |
| 入場料 | 全票NT$70/半票NT$35/台南市民は無料 |
| 開園時間 | 8:30〜17:30(週7日) |
| 電話 | +886-6-2267348 |
| 見学の目安 | 約1〜1.5時間 |
開園時間は、情報源によって17:10や20:00とする記載もあり、季節や曜日で変わる可能性があります。出発前に台南市政府文化局の案内で確認してください。見学時間の目安は、展望台・史蹟記念館・博物館を一通り見て1〜1.5時間です(目安は本記事の見学ルートに基づく)。
混雑する週末や夏は、日差しが強くなります。日焼け対策と暑さ対策を忘れずにお出かけください。
台南駅から安平古堡への行き方は?バスとタクシーの比較
台南駅から安平古堡へは、市バス2番に乗って「安平古堡」駅で降りるのが基本です。台鉄で台南駅へ着き、駅前からバスに乗り換える流れで、公式の案内もこの方法を示しています(出典:台南市政府文化局)。(参考:台湾鉄道 公式時刻表)
| 手段 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 市バス2番 | 台南駅から「安平古堡」駅まで1本で行ける | 費用を抑えたい人、ゆっくり景色を見たい人 |
| タクシー | 乗り換え不要でドアツードア | 荷物が多い人、同行者が複数いる人 |
台湾好行88番・99番など、ほかのバス路線の所要時間・料金・本数は、今回の情報源では確認できませんでした。乗車前に台南市の公共交通の公式案内でご確認ください。車の場合は、国道1号の永康ICから台1線、中央路、中華北路一段、中華西路二段、安平路、古堡街を経由して国勝路へ向かいます(出典:台南市政府文化局)。
1つだけ選ぶなら、バス2番です。費用が少なく、台南駅から1本で着くためです。
安平古堡の見どころと歩き方
園内の見どころは、外城南側のレンガ壁、展望台、安平古堡史蹟紀念館、熱蘭遮城博物館、鄭成功像の5つです。入口は南側にあり、入って右手に展望台と史蹟記念館、左手に熱蘭遮城博物館が並びます(出典:台北ナビ)。

園内3施設の比較
| 施設 | 見どころ | 向いている人 |
|---|---|---|
| 展望台 | 安平の街を一望。階段は60段(台北ナビの記者が数えた数) | 景色を楽しみたい人 |
| 安平古堡史蹟紀念館 | オランダ時代から現在までの史料展示。土産も販売 | 歴史を深く知りたい人 |
| 熱蘭遮城博物館 | 模型を使った展示。館内は撮影禁止 | 歴史を視覚的に理解したい人 |
展望台の北側には、半円形の城壁と古い井戸があります。オランダ時代の遺構で、イギリス軍の砲撃にも耐えたとされています。この井戸が赤崁樓とつながる秘密の抜け道だったという噂は、1990年の政府調査で通路が見つからず、否定されています(出典:台北ナビ)。
入口には「安平古堡」の石碑があり、向かい側に鄭成功像が立っています。鄭成功は長崎県生まれで母親が日本人のため、日本人には親しみを感じやすい人物です。
モデルルート(約1〜1.5時間)
- 入口の石碑と鄭成功像を見る
- 史蹟記念館で安平の歴史をざっと確認する
- 展望台に上がって街を眺める
- 北側の半円形の城壁と井戸を見る
- 熱蘭遮城博物館で模型展示を見る
- 入口近くのレンガの城壁を見て終える
歴史に興味が薄い方は、展望台と城壁だけなら30分ほどで見終わり、物足りなく感じるかもしれません。時間が限られるなら、展望台、城壁、史蹟記念館の3つに絞るのがおすすめです。
安平古堡と赤崁樓、安平樹屋、安平老街を比較
安平古堡は、オランダ統治時代の要塞跡で、台南の歴史を知る入口となるスポットです。同じくオランダ時代に由来する赤崁樓(プロヴィンシア城跡)は台南市中心部にあり、安平古堡の方が港町の雰囲気があります。今回の情報源に赤崁樓の入場料や営業時間のデータはないため、詳細は公式サイトでご確認ください。
| スポット | 体験の種類 | 目安 |
|---|---|---|
| 安平古堡 | オランダ時代の歴史遺構と展望台 | 1〜1.5時間 |
| 安平樹屋 | ガジュマルに覆われた廃倉庫 | 30分程度 |
| 安平老街 | 食べ歩きと土産探し | 1〜2時間 |
安平樹屋と安平老街の詳しい営業時間や料金は、今回の情報源にありません。目安時間は、一般的な見学のペースに基づく参考値です。
安平古堡から安平老街へのモデルコース
安平古堡のあとは、徒歩で安平樹屋、安平老街の順に回るのがおすすめです。古堡の周辺は古い街並みで、食べ物と土産物が並んでいます。安平といえば港町だけに、エビやカキを使った小吃(シャオチー)が名物です(出典:台北ナビ)。
- 安平古堡を見学する(約1〜1.5時間)
- 徒歩で安平樹屋へ向かい、ガジュマルに覆われた建物を見る
- 安平老街で食べ歩きと土産探しをする
- 市バス2番の安平古堡駅付近から台南駅へ戻る
安平老街は週末の人出が多く、夏はとても暑くなります。日焼け対策、日除け対策を万全にし、こまめに水分補給をしてください。
古堡から樹屋・老街までの具体的な徒歩時間は、今回の情報源では確認できていません。地図アプリで現地の距離をご確認ください。
このコースを選ばないほうがよいケース
- 歴史展示に興味がなく、景色だけを楽しみたい方
- 真夏の昼間に屋外を長く歩くのが苦手な方(日陰が少ない時間帯は避けるのが無難です)
- 1か所で3時間以上じっくり滞在したい方
- 夜の雰囲気を楽しみたい方(開園時間は日中が中心です)
目的別の選び方まとめ
- 歴史をじっくり知りたいなら、史蹟記念館と熱蘭遮城博物館を重点的に回る
- 景色を楽しみたいなら、展望台と城壁を中心に回る
- 食べ歩きも楽しみたいなら、古堡のあとに安平老街へ進む
- 費用を抑えたいなら、台南駅から市バス2番で行く
訪問前に確認する項目
よくある質問
安平古堡の入場料はいくらですか?
全票NT$70、半票NT$35です。台南市民は身分証の提示で無料です(出典:台南市政府文化局、2026年11月時点)。
安平古堡は何時から何時まで入場できますか?
台南市政府文化局の案内では、週7日8:30〜17:30です。情報源によって時間の記載が異なるため、出発前に公式サイトで確認してください。
安平古堡に休業日はありますか?
台南市政府文化局の案内では、月曜から日曜まで開園時間が示されています。祝日などの臨時休園は、公式サイトで事前にご確認ください。
台南駅から安平古堡へはバスで行けますか?
行けます。台鉄で台南駅に着いたら、市バス2番に乗り換えて「安平古堡」駅で降ります(出典:台南市政府文化局)。
安平古堡の最寄りバス停はどこですか?
市バス2番の「安平古堡」駅が最寄りです。ほかの路線の停留所名は、公共交通の公式案内でご確認ください。
安平古堡の住所は?
台南市安平区国勝路82号です。電話は+886-6-2267348です(出典:台南市政府文化局)。
参考資料
掲載情報は2026年11月時点のものです。価格・営業時間・交通機関のダイヤなどは変更される場合があります。お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。情報に誤りがありましたら、お知らせください。
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