車なし旅行は、台鉄(台湾鉄路)と高鉄(台湾高速鉄道)で幹線を押さえ、台湾好行(観光路線バス)や観光バスでラストワンマイルをつなぐ旅の形です。運転も駐車場探しも不要で、車内では景色を眺めたり休んだりできます。
ここでいう車なし旅行とは、運転もバイクも使わず、列車・高鉄・路線バス・観光バス・ロープウェイ・フェリーなどだけで完結させる旅のことです(2026年10月現在の情報)。台湾では、都市部から山間部、海辺、離島まで、レンタカーなしで観光できる手段が揃っています。
目次:
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- 移動手段は、軌道系・道路系・観光バス・特色交通の4分類で整理でき、離島にはフェリーもあります(参考:台湾観光局 公式サイト)。
- 高鉄台中駅から台湾好行日月潭線に乗り換えると、日月潭へ直通できます。車なし旅行の代表的なルートです(出典:日月潭国家風景区管理処)。
- 1日に何度も乗り継ぐ日は、TR PASS・Taiwan PASS・高鉄国旅聯票などのパスを先に比較し、最終バスの時刻を必ず確認しておきましょう。

車なし旅行を選ぶ人が増えている理由
車なし旅行を選ぶ理由は人それぞれですが、共通するのは「運転」を旅から外して出発のハードルを下げられる点です。少し気が進まないから運転したくない、という理由でも十分に立派な動機です。
| あなたのタイプ | 車なし旅行で得られること |
|---|---|
| 車や免許がない | 車を借りなくても、乗り物だけで出発できます |
| 渋滞や駐車場探しが苦手 | 休日に駐車場をぐるぐる回らずに済みます |
| お酒を飲みたい | ちょい飲みやワイン巡りでも、運転役を決める必要がありません |
| 長距離運転が疲れる | 運転する人も、車内で眠ったり景色を楽しんだりできます |
| 費用を抑えたい | 交通パスを使うと、ガソリン代と駐車代の合計より割安になる場合があります |
| 一人旅 | 車の管理も運転もなく、気楽に動けます |
理由をひとつ挙げるなら、「休日の駐車場探しが要らない」ことが最も実用的です。人気スポットは休日に駐車枠が埋まりやすく、バスや列車で入口まで直行できれば、浮いた時間でもう1か所回れます。
車なし旅行の骨格:台鉄と高鉄の選び方
台鉄はのんびり旅向き、高鉄は長距離の日帰り向きです。この2つを軸に、台湾好行やバスへ乗り継げば車なし旅行の骨格ができあがります。選ぶ基準は「距離」と「ペース」で、景色を楽しみつつ小駅に降りたいなら台鉄、北中南を日帰りで往復したいなら高鉄が向いています。

台鉄(台湾鉄路)は台湾の西部・東部・南廻をつなぎ、本線のほかに支線もあります。なかでも平渓線(へいけいせん)・内湾線(ないわんせん)・集集線(しゅうしゅうせん)は鉄道ファンに人気の支線で、小さな駅、老街、鉄道風景が楽しめます。のんびり派や、日帰り・週末の思いつき旅におすすめです。一方で、本数が少なく所要時間も長めなので、時刻表を行程に書き込んでおく必要があります。平渓線・内湾線・集集線は本数が少ないため、事前の時刻確認が欠かせません(最終確認日:2026年10月)。

高鉄(台湾高速鉄道)は長距離の日帰り旅向きです。北部から中南部へ行きたいけれど何時間も運転したくない、という場合は、高鉄で駅まで行ってから台湾好行やバスに乗り換えると、日帰りでも余裕を持って回れます。

都市部の移動にはMRTやライトレールが便利です。台北・桃園・台中・高雄にはMRTまたはライトレールがあり、沿線には老街、市場、公園、夜市が点在します。交通カード1枚と歩きやすい靴があれば、街をじっくり巡れます(参考:高雄旅遊網(高雄市政府観光局))。
台湾の鉄道周遊パス比較:TR PASS・Taiwan PASS・高鉄国旅聯票
1日に何度も乗り継ぐ場合は、バラ買いよりも周遊パスのほうが手軽なことが多く、候補はTR PASS、Taiwan PASS、高鉄国旅聯票(高鉄とセットの旅行チケット)です。選び方は、往路・復路・現地移動でどの乗り物を使うかを先に決め、それをいちばん広くカバーするパスを選ぶ順番です。
| パス | 向いている旅 | 備考 |
|---|---|---|
| TR PASS | 台鉄中心ののんびり旅、支線の小旅行 | 沿線の小駅に何度も途中下車したい方向けです |
| Taiwan PASS | 複数エリアをまたぎ、いろいろな公共交通を使う旅 | 参考:Klook Taiwan PASS 花蓮振興プラン(買一送一) |
| 高鉄国旅聯票 | 北中南の長距離日帰り、または2日間の旅 | 購入・予約の参考:Klook 台湾高速鉄道 |
TR PASS・Taiwan PASS・高鉄国旅聯票の運賃、対象範囲、販売期間は変更される場合があります。Taiwan PASS 花蓮振興プランの買一送一(1枚買うともう1枚)は上記リンク先の内容で、条件は販売ページでご確認いただけます。購入前に各交通事業者や販売サイトで最新情報をご確認ください。
台湾好行とFunTOURの乗り方:最後の移動をどうつなぐか
台湾好行(観光路線バス)は各地の風景区をつなぐバス路線で、火車駅や高鉄駅から九份・日月潭・阿里山・墾丁などの景勝地付近へ直行できます。土地勘がない方にも使いやすく、初めて訪れる場所では、まず台湾好行の直通路線があるかを調べるのがおすすめです(出典:台湾観光局、参考:新北市観光旅遊局)。

たとえば高鉄台中駅から台湾好行日月潭線に乗り換えれば、日月潭へ直通できます(出典:日月潭国家風景区管理処)。乗り換えを調べるのも面倒という場合は、FunTOURのようにルートが設定済みの観光バスを選ぶ手もあります。乗って一緒に回るだけなので、自分で時刻を組みたくない方に向いています。

日月潭への行き方とバスの使い方:車なし旅行の代表ルート
日月潭は車なし旅行の代表例です。高鉄台中駅から台湾好行日月潭線に乗り換えれば直通でき、現地では日月潭FunTOUR観光バス、ロープウェイ、遊湖船も利用できます。ポイントは「到着」と「湖畔の移動」を分けて考えることです(参考:日月潭国家風景区管理処)。
特色交通は、それ自体が旅のハイライトになります。日月潭のロープウェイや遊湖船のほか、阿里山森林鉄道(ありさんしんりんてつどう)、猫空ロープウェイ、宜蘭の太平山蹦蹦車(ポンポン列車)などがあります。乗った瞬間から旅が始まるので、お子様連れや特別な体験を求める方にもおすすめです。

セットになった行程を参考にしたい方は、南投旅遊行程 welcometwや森林通行証行程 welcometwのルートと運賃の案内が参考になります。山間部バスと台湾好行の最終バスは通常早めなので、帰りの時刻を先に押さえておきましょう。出発前に時刻と運賃の変更も確認することをおすすめします(最終確認日:2026年10月)。
平渓線・内湾線・集集線:台鉄3支線の小さな旅
平渓線・内湾線・集集線は台鉄の鉄道ファンに人気の支線で、沿線には小駅、老街、鉄道風景があり、降りて歩けばすぐ観光スポットに着きます。のんびり巡る日帰り旅にも合いますが、本数が少ないため、行程は時刻表を確認してから組みましょう(最終確認日:2026年10月)。
ほかにも、淡水―八里のフェリーや高雄の旗津フェリーは数分の航路ながら、街を別の角度から眺められます(参考:新北市観光旅遊局、高雄旅遊網)。さらに足を延ばして、小琉球などの離島へ船で渡ることもできます。

車なし旅行の計画を立てる3ステップと旅の相手別プラン
初めての車なし旅行は、3つのステップで出発できます。行き先を選び、交通とパスを調べ、余裕を持って行程を組む流れです。最初にやるべきことをひとつ挙げるなら、公共交通で行きやすい場所を選ぶことで、初回がぐっとスムーズになります。
- 「交通でたどり着ける」行き先を選ぶ:駅近くの老街や、台湾好行が直通する風景区などが候補です。
- 交通を調べ、パスがないか確認する:往路・復路・現地移動の乗り物を整理します。1日に何度も乗り継ぐ場合は、台湾好行関連のチケットやTaiwan PASS、高鉄のセット商品などを検討すると、バラ買いより手軽なことが多いです。
- 行程どおりに動き、余裕を残す:時刻を行程表に書き込み、乗り換えの間に少しゆとりを持たせましょう。
旅の相手によって、選び方も変わります。
- 一人旅:車の管理が要らず、止まりたいところで止まれて、車内で休むこともできます。
- カップル:二人とも運転手にならず、ゆったりした時間を共有できます。
- お子様連れ:列車やロープウェイに乗ること自体が、お子様の楽しみになります。
- ご年配の方と:乗り換えが少なく、歩く距離が短いルートを選ぶと全員が楽です。
- 友人同士:運転役を決める必要がなく、全員が最後まで楽しめます。
モデル行程を参考にしたい方は、日月潭の車なし日帰りプランや阿里山の1泊2日プラン、森林通行証行程 welcometwのルートも参考になります。
この旅の形が向かないケース
- 人里離れたスポットで、本数に縛られず自由に立ち寄り順を変えたい方
- 大きな荷物や大型の装備があり、身軽に乗り換えられない方
- 帰りの時刻が遅く、目的地の最終バスが早めの行程
車なし旅行の小さなコツ
- 最終バスの時刻を先にメモする:山間部バスと台湾好行の最終バスは通常早めです。
- 休日は早めに出発する:人気路線は休日に混み合うため、早めの出発で行列を避けやすくなります。
- 荷物は軽く:背負いやすいバッグ1つなら、乗り換えも歩きも楽です。
- 電子マネーを用意する:悠遊カードや一卡通(iPASS)、電子チケットを用意しておくと、乗り降りがスムーズです。
- 出発前にもう一度確認する:時刻や運賃は変更される場合があるため、各交通事業者の公式サイトで最新情報をご確認いただけます。
目的別・乗り物の選び方まとめ
- のんびり巡って日帰りしたいなら、台鉄と支線の小旅行がおすすめです。
- 北部から中南部へ一気に行きたいなら、高鉄から台湾好行への乗り継ぎが使いやすい選択です。
- 乗り換えを調べたくないなら、FunTOURのようなルート設定済みの観光バスが向いています。
- お子様連れや特別な体験を求めるなら、ロープウェイ、森林鉄道、遊湖船がおすすめです。
車なし旅行のよくある質問
車なし旅行とはどんな旅ですか?
車なし旅行とは、運転もバイクも使わず、列車・高鉄・路線バス・観光バス・ロープウェイ・フェリーなどで完結させる旅のことです。
車や免許がなくても山間部や景勝地へ行けますか?
行けます。台湾好行は火車駅・高鉄駅から九份・日月潭・阿里山・墾丁などの付近へ直行でき、高鉄台中駅から日月潭線で日月潭へ直通できます。
車なし旅行の移動手段にはどんなものがありますか?
軌道系(台鉄・高鉄・MRT)、道路系(路線バス・台湾好行)、観光バス(FunTOURなど)、特色交通(森林鉄道・ロープウェイ・遊湖船)の4分類で、離島にはフェリーがあります。
交通パスはどう選べばよいですか?
往路・復路・現地移動で乗る交通を決め、TR PASS・Taiwan PASS・高鉄国旅聯票のうち、いちばん広くカバーするパスを選びます。
初めての車なし旅行はどこから始めるとよいですか?
駅近くの老街や、台湾好行が直通する風景区への日帰りが始めやすいです。日月潭の車なし日帰りプランなどのモデル行程も参考になります。
ご年配の方やお子様連れでも車なし旅行はできますか?
できます。ご年配の方とは乗り換えが少なく歩く距離が短いルートを、お子様連れなら列車やロープウェイを組み込むのがおすすめです。
車なし旅行で最も注意したい点は何ですか?
最終バスの時刻です。山間部バスと台湾好行の最終バスは通常早めなので、帰りの時刻を先に押さえておくと安心です。
車なし旅行は車より安く済みますか?
交通パスを活用すると、ガソリン代と駐車代の合計より割安になる場合があります。実際の金額は路線やパスによって異なります。
車なし旅行で離島へ行くことはできますか?
できます。淡水―八里や高雄旗津のフェリーは数分の航路で、さらに遠くなら小琉球などの離島へも船で渡れます。
#車なし旅行 で旅の記録を共有しましょう
車なし旅行に決まった正解はありません。1本の列車、1回のフェリー、1枚のパスが、よい旅の始まりになります。次の旅では、車の鍵を家に置いて出かけてみてはいかがでしょうか。旅の後は、SNSに #車なし旅行 を付けて、運転なしで楽しんだお気に入りのルートを共有してみてください。
※本記事の料金・時刻・販売条件などは2026年10月時点の情報です。ご利用前に各交通事業者や販売ページの公式情報でご確認ください。
参考資料
本記事は6件の情報源をもとに整理しています。情報は2026年10月時点のものです。誤りを見つけた場合はご連絡ください。
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